見て・作って、ガラス工芸を楽しもう!

ガラス工芸

ガラス工芸が趣味という方は、その美しい色彩や形状に魅了されてしまい私にもできたらいいのに!といった動機の方が多いようですね。確かに、ガラスというのは差し込む光の角度によって色彩や輝きが変化するので、その美しさには誰もが魅了されるに違いありません。そこでガラス工芸の魅力やガラス工芸作品を展示している施設、あるいは未経験の方でもガラス工芸が体験できるイベント施設などをご紹介してみたいと思います。

様々なガラス工芸作品を楽しめる施設

ガラス製品の見本市、「世界のガラス館」

福島県にある「世界のガラス館」には、世界各国のガラス工芸製品やガラスでできたアクセサリーなどが、25000点程展示されています。やはりガラス製品を一つや二つ見ただけでは感動しないという方もいらっしゃるかもしれませんが、大きな会場に展示された25000点という数多くのガラス製品を目の当たりにすると、きっと誰もが驚くでしょうし、感動するに違いありません。例えていうならば、ガラス製品の輝きが宝石の輝きに匹敵するといっても過言ではないでしょうね。
しかもこれで驚くことなかれ、これらのガラス製品をただ単に見て感動するというだけでなく、欲しい物があれば購入することもできるという施設なのです。ちなみに、入館料は無料ですので、見るだけでも目の保養になるのではないでしょうか。

有名なガラス工芸作家の作品を見れる美術館

また、もっと本格的なガラス美術館を見学したいという方にもおすすめの施設があります。群馬県にある「群馬ガラス工芸美術館」では、19世紀から20世紀初頭のアール・ヌーボー時代の代表的なガラス工芸作家エミール・ガレやドーム兄弟などの作品が展示されています。
ちなみに「開運!なんでも鑑定団」というテレビ番組を見ていると、たまにエミール・ガレの作品が出品されることがありますが、そんな有名なガラス工芸作家の作品を目の当たりにすることができるのです。まさに百聞は一見にしかずでしょうね。
同じくアール・ヌーボー時代の作家の作品が展示されている「伊豆ガラスと工芸美術館」もおすすめですので、一度足を運んでみてはいかがでしょうか。きっと、その施設に行くまでの交通費以上の価値や出会いがあるに違いありません。
ガラス作りの技法について書いたこちらの記事も、ぜひお読み下さい:<ガラス作りの技法>

様々なガラス工芸を楽しめる施設

お気に入りのガラス細工作品を作ろう!

ガラス工芸といっても素人がたった数時間でよい作品を簡単に作ることはできないと思いますので、誰でもすぐにその真似事ができるような施設として福島県にある「会津藩の武家屋敷」をご紹介したいと思います。ここでは、グラインダーでガラスのコップを削ることで、自分の名前を書いたり簡単な挿絵をすることができます。

また滋賀県にある「ウッディパル余呉」では、いろんなガラスを組み合わせてお気に入りのガラス細工作品を作ることができます。いずれも自分が作ったものなので、世界にたった一つしかないオリジナル作品といえるでしょうね。

より本格的なガラス工芸作品を作れる施設

あるいはもっと本格的なガラス工芸作品を作ってみたいという方には、青森県にあるリゾート施設「ウェスパ椿山」の「白神ガラス工房HOO」がおすすめです。この施設では、何とプロ顔負けの吹きガラスを体験することができるのです。体験料金は4000円程かかるのですが、経験豊富なスタッフの方がマンツーマンで指導して下さるので、色ガラスの粒から本格的なグラス・ボウル・一輪挿しなどいずれも自分だけのオリジナル作品を作ることができます。
さらには群馬県にある「月夜野びーどろパーク」でも吹きガラスを体験することができます。こちらの施設では、2000円程でミニ花瓶を作ることができます。しかも、所要時間がおおよそ15分程なので初心者の方でも手軽に吹きガラスを体験することができるのではないでしょうか。1400度という窯のそばで窯の熱を全身で感じながら、本格的な吹きガラスを体験することができるのでよい思い出にもなるでしょうね。
その他にもいろんなガラス工芸作品を手軽に体験できる施設というのは、全国に沢山あります。自分でもぜひ体験してみたいという方は、最寄りのテーマパークに行かれてみてはいかがでしょうか。

まとめ

私がガラス工芸に魅了されたのは高校入学時に両親に買ってもらった腕時計でした。その頃の時計はカットガラスが流行ったので光で虹色にキラキラと輝くのです。そんな宝石の輝きに匹敵するガラスの輝き!一度ガラス美術館に足を運んでみてはいかがでしょうか。